【筆と墨の勉強会】
現在、日本画に携わる私たちは、その重要なファクターである、顔料・染料・墨・膠・紙・筆等々についてあまりにも無知、無頓着過ぎるのではないでしょうか。
これらを知り学ぶには最適な京都に居ながら、この現状はあまりにも勿体無く残念です。
この勉強会は、これらのファクターに携わり第一線で活躍される方々に講演や実演していただき、ディスカッションして知識を広げ、これからの日本画の可能性を模索していくきっかけになればと思い企画しました。
今回は、『画材と技法』(同朋舎刊)内で筆作りを担当された家形一雄氏に筆、刷毛について講演と実演していただきます。
また江戸時代より墨作りをされている墨運堂(奈良)の会長であり研究者でもいらっしゃる松井重憲氏に墨についての講演をしていただきます。
◎ 主催 (有)彩色設計、日本画グループ尖
◎ 日時 平成17年10月29日(土) 10:00~17:00
◎ 会場 (有)彩色設計-工房
【会場地図】 *阪急 桂駅より徒歩5分
◎ 参加費 無料
◎ 内容 [タイムスケジュール]
・10:00 会場に集合
*各自、㈲彩色設計までお越し下さい。
・10:30~12:00
筆の歴史(中国、日本)、生産地、筆の原料(種類と特徴)、筆作りの実演、質疑応答
・13:15~17:00
墨の歴史、墨の原料、原料による墨の違い、膠の今昔と特性、経年変化、温度による変化、水の硬度による影響、酒(アルコール)と膠、質疑応答
・18:00~ 飲み会 (希望者のみ、自由参加)
*終了しました