尖で作品を発表することは僕にとって一年で一番大きな祭りという感じです。
何ヶ月も前から取り組みそれだけに集中します。僕は自己責任に基づく本当の意味での自由な実験作の発表の場と考えています。自己責任とは、手を抜いた作品を作ったものは自分で責任を取るということです。
尖に出すまでは人よりもいい作品を作りたいという意識が強くて(落選はイヤなので)日本画に自分で枠をはめ、これほど自由で楽しい創作の世界があることに気づきませんでした。尖(つまりそこに集まった人達)は何でも自分の好きな事を作品にしたらええんちゃうの、と教えてくれた気がするし僕もそんな影響を人に与えたいです。
以上述べた事で尖に発表している意味は十分あると思いますが、今後は宣伝にも力を入れ、さらに全体が純度を高めてゆく事でより多くの人に見てほしいと思っています。